コンピューターウイルスと一言に言ってもさまざまな種類があります。
個人情報を盗むもの、自己増殖するもの、ブラウザを乗っ取るもの。。。
そんなコンピュータウイルスの種類を私の知る限り(14個)紹介していきます！
種類
マルウェア
悪意を持ったソフトのことをまとめてマルウェアといいます。
コンピュータウイルスじゃないの？と思うかもしれませんが、実は本来コンピュータウイルスもマルウェアの一種です。
「本来」と書いたようにコンピュータウイルスも総称として使われることもあります。
その辺は文脈から判断しましょう。
この記事では総称としてマルウェアを使います。
トロイの木馬
無害になりすましてPCに侵入し、ひっそりと活動するマルウェアです。
有名なソフトに偽装していたりします。
そのため、危険ではないと勘違いしやすく気づかれにくいです。
中にはソフトとしてしっかり機能する中、裏で秘密裏に活動していることもあります。
コンピュータウイルス
※総称でない方のコンピュータウイルスです。
宿主(乗っ取るファイル)のプログラムの一部を、実行するとウイルスが増殖するように書き換えるマルウェアです。
宿主が正規のソフトの場合が多いので、セキュリティソフトを使わないと気づきにくいです。
ワーム
コンピュータウイルスとは違って宿主が必要なく、単独で自己増殖するマルウェアです。
感染した瞬間に爆発的に増殖することが多いです。
大規模の感染を引き起こしやすく、2023年現在最も被害額が多いマルウェア、Mydoomもワームです。
増殖する際にパソコンに大きな負荷を与える場合が多いので、感染は気づかれやすいです。
スパイウェア
スパイのように感染したコンピュータの情報(パスワード、閲覧履歴)などを勝手に送信するマルウェアです。
キーロガー
入力されたキーの情報を勝手に送信するスパイウェアの一種です。
個人情報やパスワードも入力すると送信されるため、とても危険です。
スケアウェア
なんらかの方法でユーザーをおびえさて、金銭、個人情報などを盗むマルウェアです。
後述するランサムウェアもスケアウェアに似ています。
ランサムウェア
データを暗号化して人質にし、身代金を要求するマルウェアです。
身代金を払ったからといって、相手が相手なためデータが戻る保証はありません。
マクロウイルス
Excel、Wordなどのソフトの機能の一つ、プログラムを実行できるマクロを使ったマルウェアの一種です。
普段使っている人の多いOfficeのファイルなため安心感が出てしまい、気づかれにくいです。
有名なEmotetというマルウェアもこの類です。
ダウンローダー
マルウェアをダウンロードさせるプログラムです。
ダウンローダー自体は危険ではないため、マルウェアがダウンロードされてからではないと気づきにくいです。
バックドア
簡単に攻撃できる裏口を作るマルウェアの一種です。
これにより、不正アクセスをしたりマルウェアを侵入させたりできるようになります。
マルウェアのプログラムに組み込まれていることが多いです。
ルートキット
不正アクセスに成功した際に設置される不正アクセスを手助けするツール一式です。
自身を隠蔽したり、前述したバックドアを設置するツールなどが含まれています。
悪性ボット
パソコンが勝手に遠隔操作されるマルウェアです。
感染してしまったコンピュータはゾンビと呼ばれ、攻撃者に勝手に操作されてしまいます。
場合によっては、Ddos攻撃(サーバーに集団で負荷をかける)といった犯罪に加担させられてしまうこともあります。
ワイパー
完全なデータの破壊を目的としたマルウェアの一種です。
金銭などを目的としない愉快犯が主です。
有名なPetyaと呼ばれるワイパーはランサムウェアを模していました。
アドウェア
広告の表示を目的としたソフトです。
非常にしつこいものが多く、中には個人情報を収集するスパイウェア、偽の警告などで不安を煽り商品を買わせるスケアウェアの機能を兼ね備えたものもあります。
感染経路は多くの場合フリーソフトのインストーラにある「〇〇を一緒にダウンロード⃞」みたいなめちゃくちゃ小さいチェックボックスが原因です。
余談ですが、筆者はマインクラフトのMODを入れるときにReimage Repairというアドウェアがくっついてきて四苦八苦しました。みんなも気をつけようね。(2敗)
ブラウザハイジャッカー
ブラウザを乗っ取るマルウェアの一種です。
トップページが見知らぬページに変わっていた場合、これが原因のことが多いです。
スパイウェアの機能を兼ね備えたものもあります。
有名なブラウザハイジャッカーとしてはHAO123などがあります。
おわりに
できるだけ種類を多くしたので、一つ一つの情報量は基本的なものだけになってしまいました。
興味があるものがあったらぜひ調べてみてください。
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